Shopifyテーマガイド
1. Shopifyストアの「テーマ」とは?
Shopifyのオンラインストアデザイン・機能の多くは「テーマ」と呼ばれるシステムの元で管理されており、複数の方法で編集を加えることができます。
管理面も非常に優れたシステムであり、正しく理解することでストアの個性を最大限に発揮しながら、簡単なステップで適切に管理することができます。
今後以下3つの記事に分けて、Shopifyにおける「テーマ」というシステムの概要とその編集方法、そしてeasyPointsのテーマへの実装方法に関して説明していきます。まず本記事ではテーマの基本概念とそのシステムの詳細について解説します。
オンラインストアとテーマ
Shopifyにおけるテーマとは、オンラインストアのテンプレートであり、Shopifyに登録されている情報を自動で反映したオンラインストアを簡単に構築することが可能です。ストアの構成自体をプリセットのようにダウンロードでき、あとは各箇所に登録済みの商品などの情報が適用され、コード編集などを介さずにストアのデザインや使用感を選択/変更可能です。※
お店を出店する際に内装の候補がいくつかあり、それを選択した上で自店の商品をディスプレイしていく形をご想像ください。その内装の切り替えがいつでもすぐに実行でき、事前にテスト等も入念にできるのがオンライン、そしてShopifyのテーマシステムならではの利点です。オンラインストアにおいてはとりわけストア内の操作性、必要な情報へのアクセスのしやすさや購入の動線、そしてブランドイメージがお客様の購入決定率に影響があると言われています。適切なテーマ選択とセットアップを行うことで快適な使用感とブランドイメージを最適な形で表現し、多くのお客様の購入を促すことができます。
※テーマは直接のコード編集も可能であり、それによって自社のカスタムテーマを開発することも可能です。
Shopifyで利用可能なテーマ
無料有料を含む200以上のテーマがShopifyに存在し、それぞれに特徴的な機能やデザイン、コンセプトなどが存在します。ストア内の使用感やデザイン、ブランディングなど、お客様の購入体験の中の様々な箇所でテーマの特徴が発揮され、あなたのストアをより特徴的で、快適なものへと進化させます。
柔らかいデザインでお客様を朗らかにお出迎え or シックでシャープな雰囲気でプロダクトの質感をアピール
商品画像を前面に押し出したヴィジュアル重視 or ブランドの想いやストーリー積極的に伝えるメッセージ性重視
などといったように、使用するテーマによってお客様に与える印象、ストアの雰囲気は大きく変化いたします。
無料テーマも種類は豊富であり、カスタマイズ性能の高さから非常に柔軟な運営が可能ですが、有料テーマ(通常$140~$450程度)ではさらに洗練された追加機能やデザインを持つものも存在します。Shopifyテーマリストでは推奨業種や価格、利用可能な機能などによってソートも可能なため、あなたのストアにぴったりのテーマがきっと見つかります。
テーマの管理
ストアのテーマは一覧形式で管理ができ、一度に複数のテーマを利用することも可能です。ストアには常に、公開されているメインテーマが適用されますが、その他のテーマにて検証や各種編集などがいつでも可能であり、テーマの切り替えもシームレスに行うことができます。ストアにダウンタイムを設けることなく、デザインの変更や機能のアップデートなどを適用できます。
新テーマの取得も非常に簡単で、「テーマを追加」からShopifyのお好みのテーマをダウンロードするのみですぐにオンラインストアへ追加されます。あとはこちらに必要な情報の追加や各種編集を自由に加え、準備ができたらメインテーマへと切り替えます。
テーマの編集、カスタマイズ管理
Shopifyの各テーマではストアに合わせた様々なカスタマイズが可能であり、その方法も多岐にわたります。以降では、利用可能な方法を2つご紹介いたします。
テーマファイルのコード編集
テーマごとにそのコードへのアクセスが可能なため、liquid, html, css, jsなどのプログラミングの知識があるご担当者様であれば直接コードを編集することにより、幅広くテーマのデザインを編集することが可能です。こちらの手法は非常に自由度が高く、テーマの特性に縛られない自由な設計も可能となります。高度にカスタマイズを行うことで本来のShopifyテーマには存在しない機能を実装することも可能であり、テーマに縛られない自由なカスタマイズができます。こうした豊富なテンプレートと、自由度の両立こそ、Shopifyテーマの大きな武器です。
テーマファイルのコード編集
もう一つの編集方法としてテーマのカスタマイズ機能があり、こちらはコードを利用することなく、UIのみでテーマを編集可能です。コード編集に比べると多少の制限はあるものの、様々なデザインの編集や要素の追加が可能な、非常に便利なツールです。直感的な操作が可能であり、最近ではカスタマイズに対応したアプリも増加傾向にあります。
シンプルな内容であれば多くの場合はコード編集の知識がなくとも、このカスタマイズ機能でストアをご希望の通りに編集可能であり、それによってあらゆる方がテーマのポテンシャルを十二分に発揮することができます。
easyPointsではこの双方の実装方法に対応しております。より柔軟なデザインや使用感によるカスタマイズをご希望の場合には弊社が代行する形でコード編集を行わせていただきます。また、コードを用いずストア様自身で設定いただけるオプションとして、前述のアプリブロックを用いた実装と、ウィジェットの機能がございます。
テーマのカスタマイズ機能の詳細、およびeasyPointsの実装方法の詳細に関しては、本シリーズの第2段、第3段として公開予定です。
まとめ
このようにShopifyのテーマには様々な種類があり、その全てにおいて個性を生かしたストア作りが可能です。また、豊富なテーマによるセットアップの簡単さと、カスタマイズの柔軟性が両立されており、痒い所にもしっかりと手が届く、強力なツールとなります。
コードの知識はないが、ストアを柔軟にカスタマイズしたい方、簡単なテンプレートを活用してすぐに運用を開始したい方、コード編集で自由自在なストアを構築したい方、その全てのニーズに応えることができます。
easyPointsでは、皆様のニーズに応じて複数の実装方法をご用意しております。ご希望の応じてサポートさせていただきますので、お困りの点がございましたらいつでもお気軽にご相談くださいませ。
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