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会員ランクの運用にお悩みの方へ

会員ランク策定事例

お客様との関係を深め、長く関係値を構築するために「会員ランク制度」を導入することは一般的になってきています。
特別な特典やサービスを通じて、より多くの方に喜んでいただけるこの制度。うまく活用することで、お客様にとっても企業にとっても嬉しい結果が期待できます。そこで本記事では、会員ランクを利用するメリットから、具体的な策定例までをわかりやすくご紹介します。

会員ランクとは

会員ランク制度とは、企業やサービス提供者が、顧客や会員の利用状況や購買履歴に基づいて、その会員を複数のランクに分け、各ランクごとに異なる特典やサービスを提供する制度です。この制度は、顧客のロイヤルティを向上させるために用いられ、会員がより多くの利用や購入を行うほど、より高いランクに昇格し、より多くの特典を受けられるようになっています。

会員ランクのメリット

企業側のメリット

1. 顧客ロイヤリティの向上

ランクが上がることで、顧客はより多くの特典を受け取るため、継続的にサービスを利用したり、商品を購入したりする動機づけになります。これにより、顧客のロイヤリティ(忠誠心)が高まります。

2. 顧客維持率の向上

ランク制度は顧客が他のサービスや製品に乗り換えるリスクを減らし、顧客の離脱率を下げる効果があります。会員特典が増えることで、顧客が引き続き同じブランドや企業に留まる確率が高まります。

3. 収益の向上

高ランクの会員ほど利用頻度が高く、平均購入額も増加することが多いため、収益が向上します。また、新しい顧客を獲得するよりも既存の顧客を維持するほうがコストが低いため、コスト効率の向上にもつながります。

4. データ収集と分析

会員の利用状況や購買履歴に基づくデータを収集することで、顧客の嗜好や行動パターンを把握し、より効果的なマーケティング施策を行うことが可能になります。

5. 口コミ・紹介効果の向上

高いランクの会員はブランドに対して好意的な意見を持ちやすく、友人や家族にサービスを推薦する可能性が高まります。これにより、口コミによる新規顧客の獲得が期待できます。

顧客側のメリット

1. 特典の享受

会員ランクが上がることで、割引やポイント還元、限定商品の購入権、特別なサービスなど、さまざまな特典を受けられるため、得られる価値が増します。

2. 優先的なサービスの提供

高ランクの会員には、優先的なカスタマーサポートや、予約やサービスの優先枠などの特典が提供されることがあります。これにより、快適な利用体験が得られます。

3. 特別感や満足感の向上

ランクが上がることによって、特別な存在として認識される満足感や、ブランドに対する愛着が高まります。これは、会員の感情的な満足度を高め、さらにその企業やブランドに対するロイヤルティを強化します。

4. 継続的なメリットの享受

ランク制度を活用することで、長期的にメリットを受け続けることができるため、顧客は継続的な利用のインセンティブを得られます。

一般的な会員ランク設定の例

例1:  百貨店のメンバーシップ

購入頻度や金額に応じてランクアップし、ポイント還元率を主軸としながらその他多数の特典が付随する形が一般的です。

例2: ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンク

年間のフライトマイル数や飛行回数に応じてランクアップし、フライトマイルの積算率が上昇していきます。マイルによる特典の入手やフライト周りの優待を受けることができます。

例3: 楽天

ポイントの獲得数や回数によってランクアップが発生しますが、ポイント還元率に変化はありません。会員ランクごとに限定のクーポンの金額や配布頻度が異なり、その他にも限定のキャンペーンなども用意されています。最上位プランのダイヤモンドでは年会費無料やお誕生日ポイントなどの特典も用意されています。

easyPointsの会員ランク機能

easyPointsの会員ランクシステムではランクの決定条件は「購入金額」、報酬は購入の際の「ポイント還元率」です。また、自由自在な設定、簡単なセットアップ、その他施策への応用など、ありとあらゆる面で「購買意欲の促進による優良顧客の育成と売上の向上」を、全てのストアで実現できるように設計されています。まず最も重要な、ランクの基準となる「購入金額」と報酬である「還元率」はもちろんのこと、参考にするアクティビティ期間やランクアップの周期、そして各ランクの名称に至るまで、全てを自由に設定できます。

自由自在な設定

購入金額と還元率の設定はお客様への要求と報酬であるため、購買意欲を適度に刺激しながら、報酬を楽しんでいただけるような適切なバランス設計を行いましょう。例えば、平均購入単価が4500円の場合、初めのランクアップの基準購入金額を5000円に設定することで、平均的な購入単価4500円から、「もう一品」を後押しすることに繋がり、単価の上昇を促すことができます。まアクティビティ期間やランクアップ周期も自由に設定でき、どれくらいのスパンでランクアップを行うか、そしてどの期間のデータを参考にするかを柔軟に設定いただけます。easyPointsの会員ランクについての詳細はこちらの記事をご参照ください。

目的別:会員ランクの策定内容について

例:平均購入単価:5,000円、購入頻度平均2回/年の場合

目的:単価を向上したい

年間購入金額ベースのランクアップ条件を決める

  • 現在の年間購入金額は5000円 × 2回 = 10,000円です。これを向上させるために、例えば「年間で15,000円以上の購入」でランクアップする条件を設定します。これにより、顧客は1回あたりの購入額を増やすか購入回数を増やす必要が出てきます。
  • 上位ランクへの昇格を目指す顧客が、年間を通じて定期的に購入するよう促す効果が期待できます。

目的:2回目の購入率を向上させる

初回購入以降でポイントが付与される仕組みを作る

  • デフォルトの会員ランクは0ポイントの付与とし、2回目以降でポイントが付与されるように累計金額を1円以上で設定
  • 会員になるメリットをShop内で明確に告知し、2回目以降の購入を促進させる
  • 前回の購入から一定期間内の再購入でボーナスポイントを提供するといった施策と組み合わせると更に効果UP!

目的:購入頻度を向上させる

顧客が特定の期間内にどれだけアクティブに購入するかを基準に、継続的な行動を促進することを狙う

  • ランク維持にアクティビティ期間を活用し、現状の購入頻度1年に2回と言うペースを考慮し、アクティビティ期間10ヶ月に設定する
  • 購入頻度を向上させるとともにランクアップ・ランクの維持の相乗効果で単価向上効果も期待できる

まとめ

会員ランク制度は顧客のロイヤルティを高め、売上の増加に寄与する重要な施策となります。特にeasyPointsの会員ランク機能は、柔軟な設定が可能であり、顧客の購買意欲を促進し、優良顧客の育成に寄与します。ランク制度の設計においては、顧客の購買行動や利用頻度を考慮し、適切なランクアップ条件や特典を設定することが重要です。また、データ駆動型のアプローチを通じて、効果的なマーケティング施策を展開し、顧客満足度を向上させることができます。今後も顧客ニーズの変化に応じたランク制度の最適化を図り、持続可能な顧客関係の構築を目指していきましょう!

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